1998/08/18 雑感

1)先月の福岡講演会でDrカヤット(仏、審美学会会長)の発言。

「インプラント周囲炎は、HA(ハイドロキシアパタイト)とTPS(チタンプラズマスプレー)に起きるものであり、酸エッチングタイプのインプラントでは、ほとんど
インプラント周囲炎は起きないし、経験していない。」

過去、氏が経験した深刻なインプラント周囲炎はHAタイプとのことです。

2)信州大学のキチン誘導体の大発見

今度の信州大学のキチン誘導体はHAタイプのインプラントに塗布しているようです。これは薬剤を塗布するのに向いているのはHAということなのでしょう。

       1)、2)から、判断を私なりにすると

3)現状;インプラントは酸エッチングタイプが可能であるなら、出来る限りそれを用いるべきであり、HA,TPSは、酸エッチングタイプでは出来ないような部位、条件のみにもちいるべきである。 

ただし、講演では、Drカヤットは、すべての部位におなじ酸エッチングタイプを用いているようにみえましたが、、、。

4)将来、キチン誘導体等の新薬により骨の再生が可能になった場合、手法も変わってゆくことが考えられます。しかし、私、個人の意見では、ありますが、安全性、予知性等の確立を待ったほうがよいと思っています。

私としては努めて、今後、数多くの論文に目を通すことと、信頼の置ける人の講演を聞くことでしょうか。

しかし、歯根膜の再生、増殖が可能になるとは夢のような話です。早期に実現して欲しいと願っています。エムドゲインも話だけの時は、かなりのことが出来るように錯覚してしまいましたから、、、。現実の症例報告を早くみてみたいですね。


Khayat でクインテッセンスの歯科文献検索で検索したところ下記の文献が出てきました。福岡の講演でのカヤット氏と同一であるかは、確認できませんが、ご参考まで。また近日中にインプラテックス社から、大阪、福岡公演のビデオが発売になるようです。


95-230-028
最終補綴をイメージした治療計画の重要性.
著者: Khayat P G
掲載紙: Quintessence DENTAL Implantology"Vol.2/No.1, P.24" ・ '95-1月発行
解説: 無



95-230-030
上顎結節部におけるオッセオインテグレイテッドインプラントの使用.
著者: Khayat P/Nader N/(訳)大屋高徳
掲載紙: Quintessence DENTAL Implantology"Vol.2/No.1, P.113" ・ '95-1月発行
解説: 無

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